会長挨拶

第40回
日本眼薬理学会

会長 奈邉 健
(摂南大学・薬学部・薬効薬理学教室 教授)

この度、第40回 日本眼薬理学会を、令和2年9月4日(金)〜5日(土)、大阪・梅田にて開催させていただくこととしておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、日時を令和3年2月17日(水)〜18日(木)に変更し、開催させていただくこととなりました。ご参加、ご発表を予定していただいている先生方には、大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。ご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

歴史ある日本眼薬理学会の第40回を担当させていただきますことを光栄に存じますとともに、本学会の役員ならびに会員の先生方に改めまして厚く御礼申しあげます。

本会のテーマを、「創薬に向けた学際的アプローチ」とさせていただきました。眼疾患の克服に向け、臨床・基礎・産業界が融合し幅広い視野で議論していただきたいと願っております。眼科医、薬学系(薬理系)研究者および製薬会社の先生方、さらに異分野の先生方にも参加していただき、活発な討論を繰り広げていただきたく思っております。

特別講演1は、ナトリウム利尿ペプチド、アドレノメデュリン、グレリンなどを発見された寒川賢治先生(国立循環器病研究センター名誉研究所長)にご講演いただく予定となっております。「基礎研究者はどうあるべきか」を学べる機会にしていただければと思います。特別講演2は、私の専門であるアレルギー疾患において、眼科領域の先駆者であります海老原伸行先生(順天堂大学医学部教授)に眼アレルギーの最新の知見をご講演いただく予定となっております。シンポジウムとしては、「緑内障」「花粉症のアレルゲン免疫療法」「再生医療」の3つをテーマとし、それぞれの領域の研究を牽引する先生方にオーガナイザーをお願いし、最先端の研究を先導する先生方にご発表いただく予定にしています。また、一般演題に加え、第39回より始まりました「学会奨励賞」の選考セッションも開催いたします。一般演題ならびに学会奨励賞へは、すでに多くの先生方よりお申し込みをいただきまして有難うございました。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。 
(令和2年7月15日記)